NIKEはメタバース/NFTでもすごい

NIKEはメタバース/NFTでもすごい

現時点でNIKEは世界的にスニーカーブランドとしての地位を確立しており、日本やアメリカは勿論、世界の人々が知る巨大な企業です。それもそのはず。2022年5月決算では2位のアディダスに倍の差をつけ約6兆円の売上を上げています。

そんなNIKEですが、2021年よりメタバース「NIKELAND」を開始しています。facebook社の社名変更で一気に知名度を上げたメタバースですが、現状、NIKEはメタバース上においても、他社を圧倒する売上を出しています。

いち早くメタバースに参入した、NIKEの先見性には驚かされます。

理由

なぜ、NIKEのメタバース/NFT進出に先見性があるといえるのでしょうか。

現在世界的に、VR空間やNFTの開発が進められています。VRではMeta社のQuest2が有名ですが、先日からPico4の受注も開始しており、競争の激化が予想されます。

同時に、メタバースにおいてもキャノンやソニーなどといった日本の有名企業も参入を進めており、今後様々なサービスがメタバース内で展開される見込みです。

最近では、メタバース内で買い物を行い、後からリアルの住所に商品が届くサービスが始まったばかりという状況であり、まだまだ可能性に満ちた空間であるといえます。

こういった大きな注目の引き金となったのが2020年のfacebook社の社名変更ではありますが、NIKEはそのはるか前、2019年からブロックチェーンベースのスニーカーの特許を取得しており、メタバースやNFTについてかなり早い段階から準備を進めていたことが伺えます。

まるで、未来が見えていたかのようです。

動き

事実、NIKEは2019年のスニーカーNFT特許取得、2021年のメタバース開始と進め、NIKELANDには月間1億人以上の人が訪れ、6万7000以上のNFTが売れています。

現在までには185億ドル(約259億円)を稼ぎ出しており、同様にNFT展開している他社と比べ、何倍もの差をつけており、これは世界中のNIKEファンのみならず、メタバースファンにも注目される存在になっていることがわかります。

NIKELANDは、スイミングやレースなど体を動かすゲームをはじめ、NIKEのシューズや洋服をアバターに着せることも可能となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

メタバース/NFTにおいて、いち早くかつ積極的に参入を進めたNIKEは、長年世界トップのブランドであるとは思えないほどの機動力を持っています。私の偏見ではありますが、大企業と言えば、大きくなればなるほど判断が遅くなり、徐々に時代遅れになっていくイメージです。

NIKEはその地位に驕ることなく世界の最先端を走り続けており、こういった挑戦心がファンの心を掴んではなさない要因かもしれません。