ニューヨークで学んだこと

ニューヨークで学んだこと

僕はニューヨークに留学をしていました。ニューヨークと言えば世界の大都市であり、人種のサラダボウルなんて言われ方をする場所です。確かに、ベトナム、パキスタン、スーダン、ルクセンブルク、ヨルダンなど本当に世界中の人がいました。

世界中の人がいるために、ニューヨークでは文化が融合して非常にエキサイティングな街になっています。そのため高校卒業まで日本で暮らし、さしてアメリカにも興味のなかった僕にはいい意味でカルチャーショックが大きかったです。

今回は、そんなニューヨークで僕が学んだ大事なことについて、2つご紹介していきます。

思い立ったら即行動「なぜやらないの?」

高校当時の僕は、なにかちょっとやりたいことがある場合にも一旦立ち止まり、考えて結論を出すタイプでした。なにより根本がネガティブであり、例えば部活を決める場合にも、いちいち時間を掛けて考えていました。

日本では、基本的に何か新しいことを始める場合、まずそのリスクから考える傾向があります。それを始めたら、お金は?時間は?続けられるのか?人間関係への影響は?などキリがないほど考えることはあります。これによってやりたいことをやれなかった人は多いのではないでしょうか。

一方でニューヨークの人々は真逆です。やりたいと思ったら、すぐに始めます。彼らはメリット・デメリットは二の次でまず、思いついたんだからしょうがない、と言わんばかりに猛進します。そのため、たまたま時期的にいっぱい思いつくと、同時並行で5個も6個もいろんなことをやっています。

ダンス、学校、料理、楽器演奏、服作り、インターンなどを並行してやっていた人を僕は身近で見ていましたし、そんな感じの人は大勢いました。決して大きな目標があるわけではないけれど、ひとまず試してみてから考えるという考え方です。

こういった生き方について僕は大きく影響を受け、今では即行動の癖がついています。なにか始めようとすると、人はいろいろなことを言ってきます。時期じゃない、向いてない、雰囲気と合わないなどなど。ただそんなことは関係ないのです。やりたければまずやってみる、というのがニューヨークのスタンダードです。

Play Hard, Work Hard

やりたいことは即やってみるのはニューヨークの人々の特徴ですが、もう一つは、とにかく遊びも仕事も一生懸命だということです。「ニューヨークに限らず、誰でもそうだよ」なんて声が聞こえてきそうですが、彼らはそのレベルを頭一つ抜けています。

いつでも彼らはなにかをやり、成果を出し続けます。朝までナイトクラブで踊っても、学校にはきちんと来て授業を受けます。アメリカの大学は大変厳しいので、クラスでの活躍度合いみたいなものも成績に影響します。決してテストだけ取れればいいわけではありません。そのため必死で授業についていきます。

仕事においては、自分の担当分をさっさと完了させ、颯爽と帰宅していきます。そこには回りの目が気になることなんて一切ありません。勿論、仕事の負担が軽いわけでは決してなく、いかに楽に仕事を完了させるかを考え続け実行しています。ニューヨークに限らずですが、アメリカでは自分の責任さえ果たせばあとは自由です。そのため効率化がどんどんと進んでいくのです。

こういった事情もあり、ニューヨークの人々は遊びと仕事を両立させます。数年前から日本ではワークライフバランスが大事と言われています。これはワークとプライベートの時間を一定に保つというような意味合いかと思いますが、ニューヨークの考え方とは違いのかなとは感じています。

目の前にあるもの全部一生懸命やる、これがニューヨークのスタイルです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

日本ではなかなか出会えない価値観がニューヨークにはあり、新しい自分に常に気づかせてくれます。特に人の意見はあくまで参考程度で、なにより自分の直感、考え方を優先する生き方は見ていてとても気持ちがいいです。

だから日本人はダメだ!なんていう気は一切ありませんが、もっと自信をもって生きてみていいのではないかと考えています。だれかの基準ではなく自分の基準で生きることで見えてくる世界もあります。

なにかの参考になれば幸いです。