行動を起こす前に深く考えすぎる必要なんてない

行動を起こす前に深く考えすぎる必要なんてない

人間は長く生きていると、今決断して行動をしなければ!という時期が必ず訪れます。それは進級のため、卒業のため、就職のため、独立のため、結婚のためかもしれません。

この時期をどう動くかによって人生の内容は大きく左右されます。そのため多くの人はまず、「考え」ます。目標への到達方法、自分の気持の確認、そもそもの必要性の有無など、いろいろな考えを巡らせます。そして時々、決断ができずにチャンスを逃してしまう場合が出てきます。

行動を起こすということは、決断をするということです。ただこの決断がやっかいなもので、特に日本人は石橋を叩いて渡るでなく、叩いて壊す人が多く、リスクを回避しようとして決断を行わない、もしくは先延ばしにするという結果になります。これはリスクはなくとも、チャンスを逃しています。

今回は、なにかしらの行動を起こす前に、深く考えすぎるという行為のリスクを考えてみました。

深く考えても時間だけすぎる

まず、行動する前にまず考えこと事態は大事です。ただ多くの人は考える時間が長すぎるのです。一つの行動、挑戦の前に、何時間、ときに何日もかけて熟考します。

その内容は、うまく行った場合、うまくいかなかった場合の妄想、リスク回避の方法、行動しないという選択肢、眠い、お腹すいたなど非常に多岐に渡ります。

結果として、決断が遅くなり時間だけ過ぎ、時すでに遅しということは個人でもビジネス上でもよくある話です。

私の場合も、過去には多くのチャンスを見逃してきました。

あの時にあの娘に告白していれば、アメリカに住み続ける覚悟があれば、転職に逃げなければ、、、など考えが堂々巡りした結果、誤った選択肢を取ってしまいました。

人生の時間は有限です。決断の前に考える場合にも時間を区切って結論を出すということがなにより大事になります。私の場合は基本1分以内でやっています。それ以上考えても堂々巡りなため、基本は「まずやってみる」です。

深く考えてもロジック通りに行かない

もう一度言いますが、考えること自体は悪くありませんし、必要ではあります。ただ考えたからといってそのシナリオどおりに進むとは決して限りません。むしろ想定外の事態のほうが多く起こります。

人は想定外の事態を嫌うものです。そのために深く考える。想定に想定を重ねて想定外を減らそうとする。しかし100%計画通りにいくことなんて決してありません。

100%にしようとすればするほど時間もかかりますので、タイムオーバーになる可能性も大きいです。行動する前の綿密な準備は実は不要であり、できないのです。

そのため、行動する前には、想定外があることを想定して行動を起こすことが重要になります。完璧主義できれいに道を舗装しても、どんな障害が待っているか実際にはわからないため、かなりの勇気は必要になりますが、それこそ新しい行動を起こすということです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

行動するということは、自分の人生に大きく影響する重大事件なので、慎重になるのはよくわかります。私も考えすぎてしまう人間であったため、多くの人に迷惑を掛けてきました。

生きていく上で慎重であることは必要な能力ではありますが、なにかを変えようとする時には滝壺に飛び込むつもりの覚悟を持って望む必要があります。

是非、少しでも参考になれば幸いです。