アフリカでメタバースを普及させる方法考えてみた
- 2022.09.20
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メタバースという言葉が世の中に普及してから2年ほどでしょうか。今では多数の書籍の出版や連日テレビでも報道され、大きく注目の集まるテクノロジーとなりました。注目されるのはMeta社(旧Facebook)のHorizon Worldsですが、その他にも、SANDBOXやDecentraland、VRChatなど競合もひしめいています。
私も今年の頭にMetaのVRヘッドセットであるQuest2を購入し、VRChatをプレイしていました。ヘッドセットをつけ、VRの世界で世界中の人とナチュラルに会話ができ、ゲームができ、生活ができる空間に本当にワクワクしました。
日本では、多くの人が知ることとなったメタバースですが、一方でアフリカではどうでしょうか。
今回参考にした記事”Meta’s metaverse hype in Africa may not bear the desired results”(https://qz.com/metas-metaverse-training-in-africa-may-not-bear-the-des-1849450058)によると、アフリカでもMeta社は、アフリカの16の国々に対してメタバース普及のためのプログラムを開始する予定となっています。しかしヘッドセットの高価格、インターネット速度やデータコストの問題、メタバースのコンセプトがなかなか理解できないなど多数の課題を抱えています。
今回私は、様々な課題を抱えるアフリカでメタバースを普及させる方法を考えてみました。Meta社がどうやって行くのかは想像が難しいので、あくまで妄想の話です。
■メタバースのコンセプトはまずやってもらわなければわからない
まず、メタバースについては1000の言葉を並べるよりも、実際にプレイをしてもらうことが理解への第1歩です。仮想空間という新しい概念であるために、今までの経験の中で想定できるものではありません。
まさにインターネットという概念ができた際に多数の人に理解されなかったことと似ているかもしれません。一部のオタクがいかに革新的であるかを説明しても一般の人々には難しく、わからないのです。
今のメタバースでは人との交流やEコマース、ゲームなど理解しやすい機能が揃っているため、実際にやってみること、これがコンセプト理解への近道です。
■メタバース特区を設け、発信を続ける
コンセプトの理解が進むためには、実際にプレイをしてもらう必要があります。しかしVRヘッドセットは高価のため簡単には手が出せません。例としてケニアのナイロビではQuest2の価格が$396(約56,628)円となっています。また、アフリカではインターネットの速度がまだまだ遅く、さらにデータの価格も高く設定されています。
その打開策として、メタバース特区を設けるのはいかがでしょうか。南アフリカやナイジェリアの一部地域では5Gのテストも始まっており、高速のインターネットを利用することができます。そういった地域にインフルエンサーやゲームチーム、選抜された希望者を集め、無料でヘッドセットを配布し、メタバースに関する一大拠点とする構想となっています。
影響力のある人々がメタバースを体験することにより、徐々にコンセプトは浸透し、興味喚起につながります。メタバースへの注目が集まれば、より安価で高性能なVRヘッドセットが登場する可能性やよりアフリカ向けにカスタマイズされたメタバース空間が現れることも予想され、アフリカへのメタバース普及につながると予想できます。
■まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。もしアフリカでメタバースを普及させるなら、、ということで、あくまで私の妄想ベースで書かせていただきました。
メタバース普及には多くの課題が山積みのアフリカですが、若い世代が多く、エネルギーに溢れた大陸であるため、今の大人が思いもよらない方法で解決をする場合もあるかもしれません。
メタバースという新しい技術が、世界でそしてアフリカで今後どのように使われていくのか、期待に胸が膨らみますね。
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